鳩フン被害と鳩ネット（閲覧注意）
- 2020年09月01日
- 今までいろんなマンションで鳩フン被害のベランダを見てきました。
しかし、今回は過去の経験上最大の被害と言ってもいいでしょう。
画像は高齢者が住んでいたマンションなのですが、ご覧のように手が付けられない状態になっています。
依頼者の方は現在、施設に入っていて少し認知症も進んでおり、3年間ほどこの状態になっており、ご近所からも苦情が出ていました。
部屋の中は綺麗に使っていて普通の家庭でした。
担当の介護福祉士の方に聞いたのですが、ある業者に聞いたところかなり高額な見積りだったそうで、それを聞いて当社ならもっと安価で出来ますよ、とお伝えしました。
事前に自治会長さんにも協力を頂き、隣や下の階の方に声を掛けて頂き、先日28日に実施致しました。
まずは長年積もった糞を取り除いていきます。
細かい描写は避けますが、卵や死がいなどもあり日常ではありえない清掃作業となりました。
30ℓのビニール袋で10袋ほどありました。
4枚目の画像はとりあえず糞を取り除いた状態です。
ここから高圧洗浄機を使ってこびりついた糞を取り除いていきます。
ちょうどこのタイミングで雨が降ってきて、洗浄するには最高の条件になりました。
手袋、マスク、長靴の恰好はしていましたが、水圧で壁に水を当てると当然、跳ね返ってきます。
それが自分自身に跳ね返り、顔や頭に容赦なく降りかかってきます。
正直、もう少し完全防備をしても良かったのですが、このところの炎天下で気温が高く合羽などを着れる状況ではありませんでした。
清掃が終わった段階で多分、全身鳩の糞まみれになっていたと思います。
残念ながら時間的にいっぱいになったので片付けだけして一旦、撤退しました。
5枚目、6枚目のように見違えるように綺麗になりました。
日程の都合上、翌日の作業ができず、一日開いてしまったのですが、心配した通り、その1日の間に鳩がやってきてあっという間に糞だらけになってしまいました。
7枚目の画像。漂白までして綺麗だった床に糞が固まって100か所以上落ちていました。
正直、ショックでした。
気が付いてくれた自治会長さんが鳩を追い払いましたが、一時のことです。
ＣＤを吊り下げて対策までしていただいたのですが、あまり効果がなかったようです。
気を取り直してもう一回床を掃除して、水を流してモップかけして綺麗にしました。
その上でいつもの鳩ネットを取り付けていきました。
色はグレーなのでそれほど目立たなくて違和感は少ないと思います。
お隣もそうなのですが、他の階の方も鳩ネットを取り付けているのですが、ほとんど緑色のネットを取り付けています。
これだといかにもネットを張っていますよ、という印象を与えます。
それからネットを固定するためにコンクリートにアンカーやビスを打ち込んでいて、木材で固定しているところもありました。
賃貸のマンション場合、建物自体に傷をつけることになってしまうので、退去の時に原状復帰がきちんとできるのでしょうか？
そこに疑問を持ったので当社はあえて傷をつけないクリップを接着で固定して取り付けています。
施工中にも鳩が近づいたのですが、ネットがあることに気づいたのか慌てて飛び去って行きました。
どうやらここのベランダは中継地になっていてみんなここで糞をして休憩していたのではないでしょうか？
ここに止まれなくなった鳩達はどこに行くのでしょうか？
色々ご協力いただいた自治会長さんにも確認して頂き、介護福祉士の方にも見て頂きましたが、綺麗になったベランダに驚かれていました。
会長さんからは「福入さんにお願いしてよかったです」と、言って頂きました。
もしかしたら他の階でも被害が出ていれば鳩ネットの依頼があるかもしれませんね。
ご依頼者の方はここには戻ってきませんが、次の方が入居するためにはどうしても必要な作業でした。
お疲れさまでした。
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