店舗閉店につき解体工事
- 2023年06月02日
- 今回は宝塚市内の某店舗で長年続けてきたメガネ屋さんを閉店することになり、俗にいうスケルトン工事を請けることになりました。
ここの店舗はご夫婦で始めたそうで、結婚してから45年も続けて来られたそうです。
以前に店舗什器の処分をしたいということで、片付けをしたことがあったのです。
3年ほどたったでしょうか？「年齢なのでその内閉店しようかと思っているんです」と話していました。
そして今回いよいよ閉店することになり、眼鏡の他時計関連の商品も"閉店セール"ということで大幅割引しての売り出しをしていました。
実際に現地に行って見積りをするのは意外と難しく、店舗にある什器を処分するのに一体いくらくらいの処分費用がかかるのか？
また、造作で作った壁を解体し、壁紙を剥がし、床のPタイルを全て剥がさなければなりません。
これだけの作業にスタッフが何人必要なのか？
トラックは何台？当然産廃処分となるのですが、どこへ持ち込むのか考えて調べることが山積みです。
今回のように店舗の解体をする場合は、他の店舗が営業中ということが良くあります。
このテナントを統括している管理組合が必ずあるのでそこへ相談して「工事申請書」「工事の工程表」などの必要書類を作成する必要があります。
更に同じフロアの店舗に一軒ずつ工事の内容や日程を説明して回る必要があります。
地下と1階・2階にスーパーが入っているので店長にもあいさつに行き、営業時間外でなるべく作業するようにと注意を受けました。
特に壁の解体時にはハンマーを使って大きな音がどうしてもするので本当に気を使います。
夜間に作業をという声もありましたが、日曜が営業していない店舗もあることから開店前の2時間に音のする工事をすることで了解を得ました。
私もいろんな会社で仕事をしてきましたが、特に建築現場の監督などは本当に大変な仕事でした。
それを思えば多少の困難は承知の上です。
そんなことも含めてのお仕事です。
今回は画像をたくさん撮りましたが、まずは店舗から搬出経路までの床養生を行います。
工事前日の閉店後20時から作業をしました。
お客様で養生を踏んではいけないと思われる方もおられるそうなので「歩行可」と、テープで書きました。
そして工事当日はまず、店舗内の什器を全て運び出します。
音がしない作業ということで壁や天井の壁紙を全て剥がします。
この日は早めに終わってトラック2台分の産廃の処分に走りました。
翌日はいよいよ壁の解体です。
同時に床のPタイルを剥がしていきます。
実はこれが一番大変でした。
スクレイパーのような道具を使って一枚一枚ハンマーで叩き、細かく割っていきます。
何度も間違って自分の親指を叩きました（笑）
細かい電気の配線の撤去、洗面器もあったので水道の配管の閉栓、配水管の仕舞など始めの状態に戻していきます。
最後の2枚が全てなくなった状態です。
養生の前日、工事の2日間、処分場に行った月曜日も含め4日間、大変でしたがお客様には感謝されて無事に工事が終り安心しました。
大変だったぶん逆にやりがいがあって達成感のある工事でした。
こんな工事も当社では出来ますので、閉店工事などをお考えの方は是非！お声かけください。
ご夫婦とも長い間お疲れさまでした。
そしてスタッフのみんなもお疲れさまでした！
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