遺品供養士という資格があるのをご存じですか？
- 2016年01月18日
- 実は昨日、大阪にて遺品供養士2級の検定試験がありました。
これは国家認定組合（国中整計建第170号）に基ずく「遺品整理総合相談窓口協同組合」が認定している資格になります。
最近では「遺品整理士」という資格が有名になってきていて、全国にも何千人という方が取得されています。
「遺品整理業」を主体に事業されている業者もありますが、私の会社のように「便利屋業」であったり、「リサイクル業」であったり、「産廃業者」「不用品回収業者」などいろんな業種が参加されているのが現状です。
その中ではたしてきちんと遺品を供養までされている業者がどれくらいいるのか？
ここで、この協同組合では統計を取って現状を調べました。
ある県のデータですが100社を対象に調査したところ、なんと！
7％という結果が出たのです。
これは驚きでした！
その中の遺品整理業を主体にされている業者でさえ、5％なのです。
詳細は省略させて頂きますが、遺品整理をしているにも関わらず、その遺品がご供養されないまま廃棄されているのが現状なのです。
当然、遺族の方々から苦情が出ています。
「遺品整理」はご供養の「心」が無ければ出来るものではありません。
「心」の無い遺品整理は作業が荒くなり、ただの「ゴミの片付け」となってしまうのです。
こういった現状からもただ単に遺品整理を形だけの作業で終わらせずに、本当のご供養の気持ちがこもった「心」を大切にしていきたいと想い、今回の組合への加盟と資格を取得することにしたのです。
このブログをご覧の方でしたら僕が僧籍の立場から遺品整理についての特別な「想い」から立ち上げたことは分かって頂けると思います。
「便利屋さん」としているのは少しでも多くの方々と会うきっかけを持ち、その中からいろんな理由で遺品整理を行うに至った経緯があるにせよ、ご遺族に方々に寄り添い、少しでもお役に立てたらとの「想い」があるからなのです。
今回の「遺品供養士」は全国に広がっていくと思いますが、本来の「遺品整理」というものを本当に理解して、ご遺族の方に「心のこもった」遺品のご供養をさせていただければと思います。
長くなりましたが、これからも変わらず頑張っていきますのでよろしくお願い致します。
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