草刈りと草引き
- 2017年10月13日
- ここにきてやっと涼しくなってきましたね。
先週はなぜか9月の暑さに逆戻りしたような天気で、過ぎつつあった夏のあの暑さを思い出しました。
朝晩が涼しさから肌寒く感じる今日この頃、秋の訪れを感じるのももうそこまで来ているのではないでしょうか?
久しぶりに時間ができたので事務所に帰って、前回のブログを見たら4か月も前でした。
今年の夏も本当に暑かった!
そう感じるのは特に屋外での作業。
便利屋さんのお仕事で必ずあるのはお庭の草刈り、庭木の剪定です。
皆さん、ご存じだと思いますが「草刈り」と「草引き」は全然違うんです!
草刈りはもちろん草刈り機などを使って一気に雑草を刈り取るのですが、残念なことに根っこが残ってしまいます。
一時的に綺麗になりますが、また2~3か月も経つと雑草が復活してきます。
そこで「草引き」をするのですが、1本、1本の草を根っこから引き抜きます。
当然、手間は3倍以上かかります。
先端が尖って返しがついた草引き専用の便利な道具があります。
場所によってはぎざぎざのついた鎌で丁寧にすいて表面に張り付いた小さな草も綺麗にしていきます。
すべて手作業なのでそれはそれは気が遠くなるような手間と時間がかかります。
もちろん腰は痛くなるし、首や肩も凝ってきます。
先日、80坪の庭の草刈りを請け負いました。
実際には建物もあるので50坪くらいだと思いますがそれでもかなりの広さです。
門扉から入ると庭には大小の庭木がたくさんあり、それ以外の部分はすべて雑草に覆われていました。
身体の不自由なおばあさんが一人暮らしでヘルパーさんのお世話になり、とても庭の手入れができるような状態ではありません。
依頼人のお母さんに聞くと近所のシルバーさんにお願いして手入れをしてもらっていたらしいのですが
この状態までになるとさすがに手に負えなかったのでしょう。
朝から3人掛かりで草刈り機2台を使いまずは手前から雑草を刈っていきます。
奥の方は苔が生えているのですべて手作業となりました。
庭木も手の届く範囲で選定をして刈った雑草をすべてトラックに回収し終えたのは夕方でした。
今回、一番難儀だったのは俗にゆう「ひっつき虫」が大量にあったことです。
足元から、手元からありとあらゆるところにひっついて簡単には離れません。
手袋はあまりにひどかったのであきらめて処分しました。
ただ、作業服はそうもいかず、一つ残らずに取り除くのは大変手間のかかることでした。
ネットで調べたら「ヌスビトハギ」という種類でした。
変わった名前でしたが僕が一つだけ知っていたのは「アメリカセンダングサ」。
なんでも昔、日本にはなかったのがアメリカに行った旅行者が付けたまま日本に持ち帰って広まったとのこと。
子供のころに聞いたとき「面白いな~」と思って形は覚えていました。
お陰様で何とかすっきりと片付き、お庭は見違えるように綺麗になりました。
画像を撮り損ねたのが残念です。
来週は柿の木の剪定と柿の実の収穫があります。
普段の不用品の回収や片付け、ごみ屋敷などの仕事をしているとこういった庭仕事はそれはそれで大変ですが、
自然と触れ合えるという意味では少し「ほっと」するのは僕だけでしょうか?
最近、土や虫に触ることのない子供たちが多いと聞きますが農業以外で直接触れることがなくなってきています。
特に大人になればなおさら、そんな機会もたまには良いのではないでしょうか?
便利屋の仕事を通して季節を感じられる今日この頃、季節は確実に秋になりつつあります。
そしてまた1年が過ぎ、年を取るのです。(悲しいかな)(笑)
今日はここまで、また長くなってしまいました。
季節の変わり目、体調を崩さないように頑張っていきましょう!
福入