春の大祭
- 2018年04月11日
- 先月の出来事ですが、以前からお世話になっている宝塚市のお寺で「春の大祭」がありました。
画像は裏山から一望できる大阪方面の景色です。
少しかすんでいますが、伊丹空港から飛行機が発着するところや遠くは阿倍野ハルカスまで見えます。
この場所は想い出があって、6年前にこのお仕事を始める前に脱サラして無職の時期に毎朝、登ってきてぼんやりと眺めていた景色でした。
ちょうど何の仕事で独立して自営業をやっていこうかと日々考えていました。
法螺貝を吹いて「ボ～～～」と響いているのを聞くと妙に落ち着いた覚えがあります。
下界を見ていると車が行きかい、電車が通勤のサラリーマン？を乗せて何両も通っていきます。
朝の通勤時間にまだ仕事が決まっていない自分とこうしている時間にも働いている人がいることをなんとも言えない気持ちで見ていました。
人生の中に仕事を全くしていない時期がある人がどれくらいいるでしょう？
ましてや、特に男は一生仕事と言われてきた時代に５０代を目の前に退職してゼロから何かを立ち上げる人がどれくらいいるでしょう？
２０代にも１か月ほど無職だった時期がありましたが、その時はすぐにイライラしていました。
この時は不思議とこんな機会はめったにないと、むしろかみしめて充実した日々を送っていたように思います。
春の大祭とは全く関係のない話になってしまいましたが、ここはもしかしたら自分にとっての原点になる場所かもしれません。
一回しかない人生ですが時間はみな平等にやってきます。
寿命はそれぞれ違うでしょうが今回の人生で何をして何を残していくのか？
50年も生きていると、ふと考えてしまいます。
忙しい時期もありますがそうでない時も必ずあります。
張りつめてばかりでは糸が切れてしまいます。
時に立ち止まることも大事なのではないでしょうか？
ただ、最近では少し暇ができると不安になってしまいます。
これは勤め人の時にはなかったことです。
日々のお仕事があることの有難さもまた、独立してから本当に実感させられています。
なので、時間が出来たら充電期間だと割り切って、家族とのコミュニケーションに使ったり、必要な知識を得るために勉強したり、少し遠くに行ってみたりと時間を大事に使いたいと思っています。
話がどんどんズレてきましたのでこの辺で。
それぞれの想いを込めた法螺貝の音色は春の空に澄んだ空気を運んで来ているようでした。
合掌
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