草刈りの途中で・・
- 2020年10月26日
- 先週のことですが、去年も依頼されて西宮市内の山の上にある見晴らしの良い一軒家で草刈りをしました。
もう5年くらいの付き合いになりますが、今年はちょっと早くて、8月末くらいに連絡がありました。
ただ、皆さんもご存知の通り、今年の夏も異常に暑くて猛暑日が連日続いておりました。
炎天下の中での作業は正直、危険だと判断して、お客様に相談して去年と同じ10月にしていただきました。
予定していた日程があったのですが、これまた台風で天候が荒れることが予想されたのでもう一回日程を調整しての今回の草刈りでした。
画像のように雑草で覆われた広い庭はとてもお客様ではできない状況となっていました。
朝9時から作業開始して草刈り機を使って雑草を刈っていきました。
ところが、「草刈りの途中で・・」とあるように、雑草で覆われていた壁側の下に水道の配管が隠れていたのです。
気を付けていたのですが、今回はほとんど見えなくなっていて草刈り機が当たった時にはすでに遅く、接触した塩ビの配管から水が勢いよく噴き出してきました。
こんな時焦っても仕方ないのですが、すぐに配管の上を見て、止水栓を探しました。
そこがこの家の止水栓であることを確認してから、ハンドルを回してとりあえず噴き出す水を止めました。
それからお客様に報告して確認してもらい、謝罪しました。
「すいません、誤って接触して水道管を切ってしまいました」と。
こんな時の対処方としては先ず、しばらく水道が使えなくなるということ。
そしてその水道管をどうやって普及するかということでした。
幸い、お客様は一人暮らしでご自宅でゆっくりされている高齢者であること。
それと何回も来ている業者が私だったということで、お客様もそんなに慌てた様子もありませんでした。
「すぐにでも設備業者を呼んで修理してもらいましょうか？」と、言ったのですが
「あなたは直せないの？」と言われ、
「ちょっと考えます」
「とりあえず作業を先に進めます」
と言って、草刈りを再開しました。
しかし、よく考えたらその間お客様は水道が使えず、トイレも流せず不便をおかけすることに気づきました。
もう一度お客様に断って、「先に修理を自分でやります」と、伝えました。
一旦現場を離れて必要な部品を近くのホームセンターに買いに行きました。
内径が25㎜の塩ビパイプのつなぎを探しました。
それから専用の接着剤を購入してすぐに現場に戻りました。
画像にもあるように配管を途中でカットして間につなぎの配管を差し込んで接着剤をたっぷりと塗り込んで、固定しました。
最後の画像のようにしっかりと固定出来ました。
お客様には一時的ではありましたが、ご不便とご心配をおかけしました。
お詫びにスーパーで"梨とブドウ"を買い求め手渡ししました。
すぐに召し上がったのか、「甘くておいしかったわ！」と、言っていただきました。
とっさの判断と行動で何とか難を乗り切りました。
便利屋さんで色んなことを経験していたこともあり、自分ですることに対して全く抵抗はありません。
経験と応用が利くととっさの時に良い判断ができます。
今回はあえて失敗例ですが、どんな状況でもなんとかなると普段から考えております。
次回に同じことをしないように配管の上に石を置いてきました。
失敗から学ぶこと、この年になってもまだまだありますね。
お疲れさまでした。
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